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SAOGs

第2章 第1層~第10層 その1 "旅の始まり"


寸前で激突という所で部長の足が光る
いや、正確には足を覆うように光のエフェクトが付与されていた
その途端、部長が跳ねた

脚力ブースト、というやつだろうか
部長に突進していた猪が目標を失い、勢いを失い、敵はどこだ…と探し回っていた

その間に猪の後ろに着地した部長の槍―今度はその槍に光のエフェクト
そこで漸く猪が気付くが、時既に遅し
二回の突き、そして上から叩き付け

それらを素直に食らった猪は、甲高い声を上げながら砕け散った
青白い結晶が砕けるようなエフェクト―これが倒した、もしくは自分か誰かが倒された証拠という事になる



あっという間に倒した部長に対して「おぉ…」と溜め息が全員から漏れる

「まぁ、こんな風に戦っていけると楽になる。因みに、この他にも武器スキル使用による硬直と相手のスキル使用の妨害、場所及びターゲットを入れ換えるスイッチってのもある。あと、基本的に誰であろうとプレイヤーに対して攻撃を行う事はペナルティが課されるから止めておいた方が自分の為だよ。どうしてもプレイヤーと戦う場合はデュエルってモードがあるから、機会があればやってみよう」



次は皆の番だ、と言わんばかりに自分の槍を仕舞った部長
……やっぱりやるのか



私は辟易としていたが、男性陣はやる気のようだ
結局両手斧のケンタ、曲刀のシンジ先輩、片手斧と盾のユウ、両手弓とチャクラムのエリー、短剣のミヤ、そして片手剣の私と順々に戦闘のレクチャーを受ける羽目となった
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