第7章 愛は嵐[R18]
『…っあ、ん……っ』
身体が重なり合うなり、私の首筋を貪るようにして愛撫する銀さん。
鎖骨の辺りから耳の裏にかけて熱い舌が走る。
時々噛み付くような仕草をするのは獣の本能と云ったところだろうか。
「もう二度と離さねェ」
舌を休めずに囁く銀さんの声は、浴びる程飲んだ酒のせいか掠れていた。
激しい愛撫と裏腹な甘ったるい声。
少し鼻にかかった低音が私の心に深く落ちていく。
「好きだ……貴女」
銀さんはそう言って私を強く抱き締めた。逞しい腕の中で何度も繰り返されるキス。
熱を帯びた舌が口内に入って来ては、いやらしい音を立てて抜け出て行く。
『は…っ、ん……はぁ』
荒くなっていく互いの吐息。
時々銀さんが押し付けてくる硬い感触に思わず心拍数が上がる。
私の太腿に当たるソレは今すぐにでも挿入出来そうな程そそり立っていた。
「触って」
銀さんは自らインナーをずり下げ陰部を露出させると、私の手を其処へ誘導した。
言われた通りに掌で包み込んであげると銀さんは切なげに息を漏らす。