第4章 銀河系ラプソディー[R18]
「って、そんなサラッと格好良く立ち去れる訳ねェだろうがァァァ!!」
『は⁉︎』
「巨人だか兵長だか知らねェが目付きとスカーフが似てるって理由だけでR指定から俺を遠ざけてんじゃねーぞ糞作者ァ!何がリヴァイだ、何が人類最強だ!俺ァ確かに元来二枚目キャラだが突然綺麗めキャラに引き戻すんじゃねェェェ‼︎」
『はァァ⁉︎』
屯所の廊下を中腹まで行った辺りで突然乱心し始めた土方さん。
普段のクールなキャラは何処へやら。
“進撃の巨人”とかいう少年漫画の関連語を連呼してブチ切れている。
『ちょ、ひ…土方さん!しっかりして下さい副長!』
「いやァァ!やめてェ、副長って呼ばないでェェ‼︎ 兵長って聞こえるからソレ!俺の髪を刈り上げにしようとするバリカンの音に聞こえるからソレェェェ‼︎」
『いい加減目覚ませボケェェ!』
バキィ…ッ!
「あべしっ‼︎」
意味不明な供述を繰り返す阿呆警察官に渾身のツッコミをかます私。
豪快に吹き飛んだ土方さんは中庭の木に頭をぶつけて、気絶した。