第1章 ここから始まる物語[R18]
『ち、ちょっと…!いきなり何するんですか‼︎』
「何ってお前…ナニに決まってんだろ」
余裕綽々といった様子で話す坂田さんはその唇についた唾液をペロリと舐めとった。
色っぽい仕草に身体の奥がジンと熱くなる。
『女遊びがしたいなら他所でやって下さい…っ!』
私は上気した頬を隠すようにしてそっぽを向いた。
しかし、すぐに坂田さんの手が伸びて来て元に戻されてしまう。再び視線がぶつかった時、私はその真剣な眼差しに息を飲んだ。
「…遊びじゃねえ、本気だ」
無理矢理な様でいて優しい、二回目のキス。
初対面の殿方とこんな破廉恥なことをするなんて間違ってる。
そう自分の良心が語りかけているが、いつしか私は大人の男性と交わすキスの快楽に溺れていった。
『んっ…ふ、ぅ…』
思わず切ない声が漏れた。
互いの舌が絡む度にクチュクチュと卑猥な水音がする。
恥ずかしい。
でも、気持ちいい。
どれ位の間そうしていただろうか。
ゆっくりと顔を離した坂田さんは私の頭を撫でると、突然髪を鷲掴みにした。
「悪ィ…もう我慢出来ねえ」
『きゃっ……‼︎』
頭を押さえつけられる形で下を向く私。
目の前には欲望でパンパンに膨れ上がった一物がそそり立っている。
「…歯ァ、立てんなよ」
強引に入って来たそれの太さに驚いた私は思わずむせ返ってしまった。
しかし、坂田さんは腰を休めてくれない。
ぐちゅッ じゅぷッ
『んっ…んん……う、ぐ…っ』
愛液の匂いで頭がクラクラする。
息が、苦しい。
癖のある銀髪を乱して腰を振るその動きが徐々に速くなっていく。
よほど溜まっていたのか、私の口内は既に我慢汁でいっぱいだ。
「オイ、出すぞ…残さずちゃんと飲めよ…っ!」
なんとも上から目線で果てたドエスな銀髪は上がり切った息が収まるまでの間、ずっと私の頭を押さえつけていた。