第4章 銀河系ラプソディー[R18]
「じゃあお前…今日はここで寝ろ。明日の事は明日考えればいい」
事情を聞いた土方さんは私を真選組屯所に連れて帰ると、今は使われていない客間を当てがってくれた。
『ありがとうございます…』
私は伏せ目がちに礼を述べる。
瞳に映っているのは土方さんの足元。
沈黙を嫌うように動いたその足が畳に擦れると、乾いた音が辺りに響いた。
「貴女」
先に沈黙を破ったのは土方さんだった。
私はその声に弾かれたようにして顔を上げる。
「もう一度だけ言う。だがこれ以上は言わねえ」
『……っ』
「いや違えな…言葉を変えよう」
『…え?』
「俺と、付き合ってくれ」