第4章 銀河系ラプソディー[R18]
首筋を這う酒気を帯びた吐息。
身体がビクリと跳ねるのは快感からじゃない、恐怖のせいだ。
『…っ…い、嫌…』
マダオの右手は既に私の裾を割って侵入していた。もう片方は襟元の中に差し込まれている。
胸と下半身、敏感な性感帯に絡み付く痴漢の魔の手。しかしそれは手練手管を思わせる程の腕前で。
「嫌がってる割にゃだらしなくヨダレ垂らしやがって…」
『んん…っ!』
ぐちゅっ
いやらしい水音と共にマダオの指が入って来る。
年の功なのか。
それとも元来遊び人なのか。
若い殿方には無い手技に私は喜ばされていた。痴漢相手に濡れるなんて…いよいよ私自身、正気の沙汰じゃない。
「こりゃ銀さんが惚れるはずだぜ…ど変態の美人なんて貴重だもんな」