第3章 SPARKIN’![R18]
それから来る日も来る日も、私の頭から金色蝶の君が離れる事はなく。
また、銀さんの取り巻きと化した真選組隊士達の貢合戦が止む事もなかった。
そんなある日の事である。
『…っ銀さんの馬鹿!分からず屋!バイセクシャル‼︎』
「な…っ!あれはお前を沖田の魔の手から救う為だったって何度言やァ分かるんだ!分からず屋はオメーだろうが‼︎」
些細なことから喧嘩になった私達はいい歳こいて声を荒げていた。
ちなみに喧嘩の発端は目玉焼きと言えばサニーサイドアップか、ターンオーバーか…という下らない派閥争いだ。
その様子を坂田家の子供達が眺めている。
「ちょ、二人共落ち着いて下さいよ…あんた達が喧嘩すると手に負えないんですから!」
『うるっさい眼鏡!』
「眼鏡はすっ込んでろ!」
「オイィィ!僕には新八っていう立派な名m」
瞬殺された新八を冷ややかな目で見ながら神楽が言う。
「…これだから男女の色恋沙汰は嫌アル。定春はあんな大人になっちゃダメだよ、爛れた恋愛しか出来ない大人になっちゃダメだよ」
「ワンッ!」