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[銀魂]愛は嵐[R18]

第10章 最期に贈る言葉


「いや、だから違うって……俺は銀さんと義兄弟の契りを交わした仲でェ」

『じゃあどうしてコレを持ってるの⁉︎』

適当な路地を見つけた貴女は其処に珍宝を引き込みながら叫ぶ。

震える手に握られているのは、古ぼけた御守りだ。

「……っそ、それは…その」

貴女は自らの襟を割って首にかけた物を見せる。それは、珍宝が落としたのと全く同じデザインの御守りだった。

『銀さんなんでしょ……?』

「……」

『そうって言ってよ…‼︎』

溢れ出す涙。
崩れ落ちるか細い身体。

苦悶の表情でそれを見下ろす珍宝はひとつ大きく息を吐いて、こう言う。
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