第10章 最期に贈る言葉
『ったく源外の爺さんめ……無駄に手先が器用なんだから…っ』
貴女は近藤の腕に取り付けられたバズーカを除去しようと奮闘していた。
しかし、これが中々外れない。
「痛だだだ!抜けちゃう、大事な所を貴女ちゃんに抜かれちゃうゥゥ‼︎」
『ただの腕でしょうが!変な言い方すんなや‼︎』
その時だった。
ギャーギャー喚いたことによって、近藤が咥えていた煙管が落下したのだ。
「……火ィ!」
『ひ?』
「火種がバズーカに引火するゥゥゥ‼︎」
『火ィィィ⁉︎』
ちゅどー……っん!!!
「ぎゃあああ!」
『何でこうなるのォォォ‼︎』
この後、カーネルライガー晋助ゴリラと貴女が逮捕されたのは言うまでもない。