• テキストサイズ

[銀魂]愛は嵐[R18]

第10章 最期に贈る言葉


貴女は銀時の死を受け入れようとしていた。

勿論、生きていると信じたい。
いつの日かまた会えると思いたい。

しかしもう五年も音沙汰は無く、相変わらず消息も不明のまま。

決して忘れる訳ではない。
死を受け止めた上で彼を愛し続けようと、そう自分に言い聞かせていた。

そうでもしないと、心が壊れてしまいそうだったのだ。

「…恋愛ってのは難儀なモンだな」

マスターは禿げた頭を擦りながら言う。

貴女は『そうだね』と短く返して悲しげに笑った。
/ 188ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp