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[銀魂]愛は嵐[R18]

第10章 最期に贈る言葉


行方不明者が辿る末路についてツラツラと説明して役人は去った。手元に残ったのは書類の束。

その中には死亡届も混ざっている。

去って行く男の背中に塩を撒く貴女。
そこへペットの定春がやって来て優しく鼻を摺り寄せた。

『…定春……っ』

白いフワフワの毛並み。
包み込むような温かさ。

貴女は泣いていた。
坂田銀時が残した面影を抱いて。

「ったく、あんのバカ……いつまでも何処ほっつき歩いてるアルか…!」

「早く帰って来てくれよ…銀さん‼︎」

神楽と新八もまた涙を流す。

坂田銀時はこの日、死亡扱いとされる事が確定した。
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