第9章 貴方と夢の国[R18]
「余裕こいてる暇あんのかよ…?」
一気にスピードを早めて抜き差しされる指。イイ場所に引っかかるよう中で少し曲げられている。
内壁上部のソコをピンポイントで虐められて、私は淫猥な悲鳴を上げた。
『ん…っは、ぁ…そこ、嫌っ』
「イイの間違いだろうが」
『…あァ…っ‼︎』
地上までもう間もないと云うのに。
銀さんは私がイクまでやめるつもりは無いらしい。最も彼の場合、地上で待つスタッフや他の客に見られたって毛程も気にしないのだろうけど。
むしろそれすら興奮に変えるタイプなのは私が一番良く知っている。
私が残りの距離を気にしてそっと窓の外に目線を移した、その刹那。
「おい、さっきら黙って見てりゃテメェ…集中しろよ」
ほら、やっぱり。
言葉が荒い。
凄く興奮してる証拠だ。