第2章 欲しがる男達[R18]
「なァ、俺にしとけよ」
度々ニュースを賑わしている真選組副長は今にも唇がぶつかってしまいそうな距離で私を見つめていた。
「アッチの方も奴より愉しませてやれる自信あるぜ?」
『な、何言って……んっ!』
容赦無く重ねられた土方さんのキスは、煙草の味がして少し苦かった。
壁についた両の手が私の退路を塞ぐ。スマートなようで良く鍛えられたその右脚が太腿の間に差し込まれた時、痺れにも似た刺激が下半身に走った。
「なんなら試してみるか?」
『え…』
その言葉の真意を問おうと声を出し掛けた。
しかし、それは土方さんの行動によって遮られてしまう。
「身も心もヨクしてやるよ」
耳に感じる熱い吐息。
低く甘いその声音に私は体が疼くのを感じた。
『あァ…っ!ん、んッ…』
「オイ…あんまり声出すと店員に聞こえちまうぜ?」
女慣れを感じさせる土方さんの指が割れ目をいやらしく這う。
下から撫で上げて、敏感な突起を引っ掻く。その繰り返しに私の秘部は絶頂を迎える寸前だ。
『そ、んな…声我慢出来な…ぁっ』
「ったく仕方無ェな」
そう言って妖しく微笑んだ土方さんは私の恥ずかしい声を塞ぐようにしてキスをした。