第9章 貴方と夢の国[R18]
着物の裾に銀さんの手が掛かって、私は咄嗟に太腿を閉じた。
『あっ……駄目』
そう口では言ったものの、触って欲しくないと云えば嘘になる。
銀さんの指は私のイイ所を全部知っているし、いつ何時だって極楽に誘ってくれる。
私はそんな彼との情事に夢中で、身も心も銀さんの虜だ。
「本当は弄って欲しいんだろ…?」
『でも、こんな所じゃ駄目…っ』
思った通り私の本心を見透かしていた銀さんは、制止など軽々と振り切って着物の裾を割った。
熱っぽい掌が下着の上から秘部に触れる。たった其れだけの事で溢れ出すトロリとした液体。
お願い、早く触って。
痴に塗れた情欲が下着に恥ずかしいシミを作っていく。