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[銀魂]愛は嵐[R18]
第9章 貴方と夢の国[R18]
『……銀さん』
名を呼ぶだけで愛しさが込み上げる。
そんな感情に身を任せて彼の肩に凭れれば、優しい腕が私の腰を抱いてくれた。
「頂上まで後どのくらい?」
『三分位…かな、』
「そんなに待てねェよ」
言葉と共に重なる熱い吐息。
銀さんのキスはちょっとだけ甘い香りがする。
『……んっ』
唇を割って入って来た舌に切ない声が漏れた。呼応するようにして銀さんの息が上がる。
誰かに見られはしないか。
背徳にも似た心情に掻き立てられて熱は昂まるばかりだ。
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