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[銀魂]愛は嵐[R18]
第8章 宇宙を駆ける兎[R18]
「何処連れてってくれるの?」
そう言う割に私を引き摺るようにして歩く少年。
随分と機嫌が良いようだ。
先程までの殺気立った印象とは大違いである。
『え…っと、この時間だと』
ファミレスか居酒屋か。
そんな二択を思い浮かべていると、少年は急に立ち止まって此方を振り返った。
「折角だから地上に出よっか」
『え?』
「月も綺麗な事だしネ」
言いながら天を仰ぐ少年の肌は、雪のように真っ白だ。銀さんのそれよりも更に儚げな印象を受ける。
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