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[銀魂]愛は嵐[R18]

第8章 宇宙を駆ける兎[R18]


言った瞬間に後悔した。
少年から笑顔が消えたからだ。

「………」

氷のような青い双眼。
矢の如く鋭い視線が私に突き刺さる。

下手したら殺されるかもしれない。

言いようのない不安が渦を巻いて私を飲み込んでいく。

それが少年の放つ殺気のせいだとは、凡人の私に理解出来る筈もなく。私はただ怯えた視線を返す事しか出来なかった。

「いいよ」

『へ……?』

「ちょうどお腹空いてたんだ」

そう言って再び笑みを取り戻した少年は私の手を取って歩き出す。
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