• テキストサイズ

三日月。☆黒子のバスケ

第1章 重ねた影。~私編~


桃井さんはキョロキョロと見渡したが、
すぐに絶望のような顔をし、こちらを見た。

「…テツくんは!?」

「ん?テツ?テツならここに…ってあれ?」
青峰くんもキョロキョロしはじめた。

「あぁ、黒子っちならここに…いない…!?」
黄瀬くんも慌しくキョロキョロしはじめた。

花子も、私も辺りを見渡してみるが、
人の気配はない…。

「もしかして…帰っちゃったのかなぁ…?」
私がそう呟くと、
何やら、真後ろから声がした。

"ここに居ますよ。"

ゾクっとして、振り返ると…


『うぎゃー!!!!!』

私の叫び声に全員が体をビクつかせ、
一斉にこちらに視線が集まる。

「…あ。すいません。」

何やらうっすーい少年が腰を抜かした私に
謝りながら手を差し出した。

「あー!!!テツくん居たぁぁぁ!!!」
桃井さんは嬉しそうにその少年に駆け寄った。

「もう!黒子っち!驚かせちゃダメっスよ!」
黄瀬くんがヘラヘラと笑いながらその少年の肩を叩いた。

私は呆然とその少年を見つめて居た。

これが…
噂の…

テツくん!!??





/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp