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三日月。☆黒子のバスケ

第1章 重ねた影。~私編~


しばらくすると、
桃井さんと花子は息を切らしながらやってきた。

「はう、美海ちゃん…速すぎます…!」

桃井さんはフラフラっとよろめきながら
私の肩にもたれかかった。

「わぁー!ごめんね!大丈夫?」

私がすぐに桃井さんを支えると
青峰くんがすぐに桃井さんの腕を掴んだ。

「おら、さつきー。美海に迷惑かけんなよー。」

「別に迷惑かけてないですよーだ!ねぇ!美海ちゃん!」

桃井さんはベーっと舌を出し、
青峰くんから腕を振り払うと再び私の腕に抱きついた。

そして、小声でコソっと私に聞いた。

「ねぇ、私の髪型、崩れてないですか?」
桃井さんは髪を軽く触りながら、
私を上目遣いで見つめた。

「うん。大丈夫。」

私がそういうと、
桃井さんは嬉しそうに私の腕を離し、

キョロキョロと周りを見渡し始めた。

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