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三日月。☆黒子のバスケ

第3章 三日月。


つっかえていた
その言葉が

すっと喉から出た。


『ごめん。私も、好き。』


「…え?」


「いつの間にか目で探してた。青峰くんじゃなくて黒子くんの事。いつの間にかヤキモチ焼いてた。今日のこと。」

「自分勝手だって思う。黒子くんにあんな失礼な事したのに…でも、今、私は…黒子くんが好き。大好き。これからもずっと一緒に…居たい!」

体を離し、
黒子くんを見上げると、

黒子くんもぐちゃぐちゃに泣いていた。
私もつられるように

ワーワー大声で泣いた。

それから私達は
抱き合って、

それからキスをした。

目を開けると、
そこには、

涙でぐちゃぐちゃになった
黒子くんが居た。

思わず二人で目を合わせて笑いあった。

「橋本さん。顔、ひどいですよ。」

「黒子くんこそ。」

「はい。」


「好きだよ。」

「僕もです。」




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