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三日月。☆黒子のバスケ

第2章 重なる光。~僕編~


それからファミレスに行くも、
僕は上手く橋本さんと話せずに居た。

彼女は僕のことを全く覚えていない様子だった。
仕方ない事だけど、
心がズキズキと痛んだ。

彼女は寂し気な目で
青峰くんを見つめて居た。

それにも胸が痛んだ。

帰り道、
黄瀬くんに言われるまま彼女に告白をした。

もちろん、振られた。

でも、それから、
僕と彼女は以前よりずっと
よく話すようになった。

嬉しくて、
嬉しくて、たまらなかった。

それから、
僕は何度か彼女と出かけるようになった。

一緒にクレープを食べたり、
ゲーセンで遊んだり…
彼女の買い物に付き合ったり…

まるで恋人同士のようだった。

でも、
いつだって彼女は
僕を通して、別の誰かを見ていた。

それに気がつくたびに
ズキっと胸が痛む。

でも、それを拒んでしまうと…
僕はこうして彼女と一緒には居れなくなってしまう…。

それならば…
誰かの代わりでもいい。

ただ、僕は彼女と
ずっと一緒に居たかった…。



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