• テキストサイズ

三日月。☆黒子のバスケ

第1章 重ねた影。~私編~


遊園地の周りには
小さなお土産屋さんが沢山並んでいた。

その中のアクセサリーショップに目が止まり、
私はそのショーウィンドウをじっと見つめた。

ショーウィンドウに反射して
黒子くんが見えた。

不思議そうな顔で私を見つめて居た。

「…中、入ってみますか?」

後ろから声をかけられ、
私は「うん」と頷き、

お店に入って行った。

「うわぁー!可愛い!」

私はキラキラ光る可愛いネックレスを手に取った。
チャームの色が赤、黄、緑、紫、青のバリエーションがあった。

私は青のチャームのついたネックレスを手に取った。

…でもなんだか違う気がした。

きっと黒子くんは後ろで
そんな私をじっと見つめて居る。

「買わないんですか?」
黒子くんが後ろからそう聞くと、

私は首を横に振った。

「黒子くんは…私にはどれが似合うと思う?」

その問いかけに黒子くんは困ったように眉をひそめ、
そして、辺りのアクセサリーをじっと見つめた。

しばらく、見回ると、
私の方をじっと見つめた。

私は黒子くんの方へ歩み寄った。

黒子くんは小さな三日月の形をしたネックレスを私に見せた。

「可愛い。似合うかな?」

私がそのネックレスを胸元にあてがうと、
黒子くんは笑顔で頷いた。

私はすごくうれしくなって
そのネックレスを買った。
/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp