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三日月。☆黒子のバスケ

第1章 重ねた影。~私編~


相変わらず、
斜め前の席では

青峰くんが楽しそうに桃井さんと話していた。

「はぁ…。」

小さく溜息をつき、
いちごパフェを口へと運ぶ。

ふと、前を見ると、
"テツくん"と目が合う。

「あ…えっと…一口もらってもいいですか?」

「うん!いいよ!あ、私も一口頂戴!」

そうして、
私と"テツくん"は一口ずつパフェを食べあった。

「ん~!やっぱりチョコもおいしいね!」
私が笑うと、"テツくん"も小さく笑った。

「はい。いちごも美味しいですね。」

そんな"テツくん"を見て、
あぁ、これが青峰くんだったらなぁー

なんて考えた私はきっと
すっごい失礼な奴だと思う。

しばらく"テツくん"と話していると、
"テツくん"のフルネームは黒子テツヤで、

1軍レギュラーと言う事だった。

「ごめん、なんでかわからないけど…今まで全然気付かなかった…次からは絶対見つけて応援するよ!」

私がそう言うと、
黒子くんは嬉しそうに笑ってくれた。

黒子くんと話しながらも
私はたまに青峰くんの方を眺めていた。


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