• テキストサイズ

彼と俺と弟と

第8章 ~謎の人物~


其を聴いた小十郎は、若干沈んだ。

「・・・事実だから、仕方ないでしょう。」
「・・・・・・」

小十郎の潮らしい発言に、其の者は頬を掻いた。
どうやら、政宗の返信が来ない事に参ってる様だ。
すると、不意に其の者は口を開いた。

「・・・帰ったら・・・若様と話し合え。」
「・・・えっ?」

其の者の放った発言に、小十郎は首を傾げた。

「勿論、私と義姉さんも行くからな?」
「えっ?ちょっ、待って?!姉さんも来るんですか?!」
「うんうん。義姉さんに逢えるのが楽しみか、義弟よ。」
「否、違っ!話を聴いて下さい!義兄さん!!」

其の者は、小十郎の腕を掴み、引き摺る様に部屋を出た。
小十郎は、顔を歪ませて叫んで居た。



一方其の頃。

「・・・上がれよ。まぁ、多少狭いけど・・・」
『お邪魔します(するで御座る)。』

政宗は皆を連れて、自宅に居た。
/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp