第4章 ~デート~
小十郎は其に、政宗の頭を撫でながら話し掛けた。
「・・・何時も仕事秤で、政宗に淋しい想い差せてたからな・・・其の詫びだ。」
「・・・小十郎ォ~・・・っ、」
其を聞いた政宗は、涙ぐみながら抱き付いた。
「別に、淋しく何か、ねぇよっ!淋しく・・・何か・・・っ、」
「・・・・・・お前は、何れだけ淋しくても・・・素直に為れないニャンコだったな・・・」
「・・・ウッセェ・・・っ!」
何時もは、何れだけ淋しくても素直に為れない政宗が、素直に甘えて来る事が嬉しくて、小十郎はついつい、意地悪をしてしまう。
打が、意地悪の中にも易しさが有る事を政宗は知って居るが、素直に為れない自分も居る事も知って居る。
帰宅した彼等は、ベットの上でじゃれあって居た。
そして、口付けを何度も繰り返した。
月明かりが照す政宗の身体は、色白の身体をより際立てた。
其の身体に、小十郎は顔を埋め、口付けをした。
政宗の口から漏れる、甘い吐息は、小十郎の頭を刺激した。