第4章 ~デート~
暫くして小十郎は、政宗を助手席から降ろした。
政宗は、頭に被って居たタオルを取り、辺りを見渡しながら問い掛けた。
「・・・小十郎・・・此所は、何処だ?暗くて、何も見えねぇぞ?」
「・・・前に行けば解る、政宗。」
「・・・?」
小十郎の意味深な答に、政宗は、首を傾げながらも、云われた通り、前に進んだ。
すると、目の前に拡がった光景に、政宗は息を呑んだ。
「・・・・・・スゲェ・・・beautiful・・・綺麗だ・・・」
政宗は、街並みを一望出来る高台に居た。
家々や街灯、車が照すライト光が、暗闇を照して居た。
又、夜空には星空が拡がり、月明かりが、暗闇を仄かに照して居た。
其の光景に政宗は、顔を輝かせて居た。
すると、不意に小十郎は、政宗の首元に両手を当て、何かを飾り付けた。
其に気付いた政宗は、首元に手を当て、其の正体に気付いた政宗は、小十郎に振り返り
「・・・?!小十郎此、何時の間に買って!?」
上目使いで話し掛けた。