第4章 ~デート~
其を見た小十郎は、政宗の顎を掴んだまま、口付けをした。
「・・・・・・っ・・・・・・んっ」
其に政宗は、小十郎の服を掴みながら受け入れた。
暫くして、小十郎は、唇を離し、政宗の顔を撫で
「・・・可愛いな・・・お前は・・・」
「・・・・・・ふえっ?」
微笑みながら呟いた。
其を聞いた政宗は、顔を真っ赤に染めながら、小十郎を見詰めた。
政宗の視線に気付いた小十郎は、政宗を助手席に座り直して、ベルトを着けた。
そして、政宗の頭にタオルを乗せ
「・・・政宗・・・お前今、顔真っ赤打から、其で隠しとけ・・・」
「・・・えっ?・・・あっ!・・・・・ワリィ・・・」
政宗に顔を隠す様に促した。
其を聞いた政宗は、直ぐ様、自分の顔を鏡で確認した。
そして、タオルで顔を隠し、俯きながら呟いた。
『うぅ~、恥ずかしい・・・kiss一つで、こんなに為るとか・・・未々餓鬼打な、オレは・・・』
そして、騒がしく音を鳴らす鼓動に、深く俯いた。