第4章 ~デート~
数時間後、店を出た政宗は、満面の笑みで、車に乗り込んだ。
「・・・はあ~・・・スッゲェ、旨かったァ~♪」
「・・・そうか・・・其は良かった・・・」
政宗は、余程料理が美味しかった様だ。
其を見た小十郎は、頬を緩めた。
「そんなに気に入ったなら、又来るか?」
「・・・えっ?良いのか!Sunkus、小十郎ォ~♪」
そして、政宗の頭を撫でながら話し掛けた。
其を聞いた政宗は、小十郎に抱き付いて喜んだ。
「アァ。俺も、政宗と二人っきりで出掛けたいし。」
「・・・二人・・・っきり・・・で・・・か?」
小十郎は、自分に抱き付いて来た政宗を抱き締めながら呟いた。
政宗は、赤に染まった頬を上げた。
其を見た小十郎は、政宗の顎を掴み
「・・・政宗は・・・俺と二人っきりで出掛けるのは・・・嫌か?」
「・・・・・・っ」
唇がくっつくかくっつかない程度の距離で話し掛けた。
其に政宗は、無言で首を振った。