第4章 ~デート~
暫くして、政宗は、ある場所に降り立った。
「・・・レストラン・・・?」
其所は少し、レトロな府陰気を醸し出すレストランだった。
側面は、白に統一されており、煉瓦で創られた鉢には、草花が生い茂って居た。
中に入ると、レトロな府陰気を、一層と醸し出して居た。
木材で造られた、机や椅子が、落ち着いた府陰気を醸し出しており、外と違った味わいが有った。
政宗は、そんな店内の内装に見居って居た。
小十郎は、そんな政宗の手を引いて、店内の一角に有る椅子に座らせた。
「・・・好きなの注文して良いぞ、政宗。」
「・・・好きなの?・・・う~ん・・・迷う・・・」
政宗は、メニュー表を見ながら唸り声を挙げた。
其も其の筈、メニューはどれも豊富で、御飯物や麺、パン類等が書かれて有った。
勿論、サラダやスープ、デザートや飲物迄も有り、政宗が悩むのも当然である。
「ゆっくり選べ・・・高いのでも、安いのでも・・・」
「・・・ああーん、迷うゥ~!・・・此も食べたいし、あれも食べたいし・・・迷う・・・」
小十郎は、政宗の注文が終るまで、水を呑みながら待つ事にした。
政宗は、メニュー表と睨めっこをしながら、唸り声を挙げて居た。