第4章 あなたの世界に
「なに泣いてんだよ…」
グイッと腕の中に引き寄せられる
「…うっ…リヴァイ…‼私…好き
リヴァイが好き……」
なにも言わず私を抱きしめる
「それだけっ…伝えたかった…‼
もう会えないから最後に…」
私を抱く力が強まる
「…ちょうどよかったじゃねえか
俺も、もうに会うのはこれが最後だ」
「え…?どういう…」
「俺は…調査兵団に入る」
「?調査兵団ってあの…壁の外に出て化け物と戦ってる…あの…?」
「ああ。前々から話はきてたんだが…まぁ、ちょうどいい機会だと思ってな。
この生活にも飽きてたし」
「でも…父様が言ってた。調査兵団はただの死に急ぎ軍団だって…何人も死んでるって…」
「バカ言え…俺がわざわざ死にに行くとでも思ってるのか?」
「だって…!
もう会えない覚悟はしてた…けど‼
死んじゃうかもしれないなんて…‼」
「だから死なねーって言ってんだろ…
ったく…
俺は…俺のやり方でお前を守る」
「…え?」
「…俺もさすがに人妻に手を出すなんてヤボなことはしねぇよ
でもまぁ、人妻の方からくるってんなら…
しょうがねぇよな」
「え、え、え?ひとづま……?って…
ちょ、リヴァイ…‼話をもどしっ…
んっ………」
あ、リヴァイ…
この前とは違う
少し激しいキス……
舌が…私の中に入ってくる……
「んっ…リヴァ……」
「…これが最後だ
人妻だかなんだかしらねーが俺には関係ねぇ
俺を…刻みつけてやるよ
愛してる………」
「リヴァイ……私もっ…
愛してる」