第4章 あなたの世界に
キス…されたの…?
強引だけど…嫌じゃなかった
苦しいよ…どうして?
こんなの初めてだからわからないよ
そっと自分の唇に触れ
目の前にあったリヴァイの顔を思い出し
また赤面する
私…リヴァイのこと………
ガチャン‼
「!こんなところにいたのか!
早く戻ってきなさい。
お前の婚約者が待っているぞ」
「え?…父様…婚約者?」
婚約者?なにそれ…聞いてない…
父様ったらきっとやけになって勝手に決めたんだわ
大広間へ向かうと1人の男性が私に声をかけてきた
「さん…ですか?初めまして。
ノック・バストゥリアと申します。
君が…僕のフィアンセになるのですね」
この人が…私の…
「…初めまして・です。すみません父様が勝手に…」
「僕は嬉しいよ。君みたいなとても美しい女性がフィアンセだなんて。さぁ、行こうか」
「え、ちょ…お待ちください。
…父様…?」
「、行ってきなさい。バストゥリア家は上流階級の貴族。お前のことを一目見て気に入ってくださったそうだ!
…いいか、こんなチャンス滅多にない。うまく振る舞いなさい。私を失望させるなよ?」
「……………はい」
「ん?お父様とのお話は終わったかい?」
「はい!ノック様お待たせ致しました」ニコッ
私には…決まった道しかないんだ
そんなの、わかりきってたことだけど