第4章 あなたの世界に
そして数日後…私たちの結婚はすぐに執り行われる
あの日以来パーティ会場には行っていない
式の準備やら挨拶周りやらで忙しく…
リヴァイに会ったのはあれが最後だった
でも私は毎日
あなたのことを想っています
会えなくとも
この想い…二度と届くことがなくとも
「?どうしたんだい?テラスなんかに出て…
体が冷えてしまうよ。中に入ろう」
「ノック様…」
「…不安かい?結婚が」
「い、いえ!そんなことは…」
「何も心配いらないさ。君はただ…黙って僕の後ろをついてくればいい。
君のその…美しい遺伝子だけあればいいんだ」
あごをクイッとつかまれる
キスされる…⁉
あ…やだ…っ…やだ…やめて…
リヴァイを消さないでっ…!
「…っいやあ‼」
パシンッ…
「…………」
「…あ、ごめんなさい…‼」
「まだ自覚がないようだな。お前はもう、俺の妻だ。こっちへこい!」
グイッ
「いたっ…や、おやめくださいノック様‼
ごめんなさい‼…いやあっ‼」
ベッドに放り投げられ上から抑えつけられる
唇から首へ…
容赦無く汚される
「うぅっ…!いやあ…‼こんなのっ…」
仕方ないのだろうか
これは私が選んだ道なのだから
リヴァイのように生きる道を私は諦めたのだから
こんな私
リヴァイは軽蔑するだろうか
それでも…もう一度会いたい
リヴァイに会いたいー…‼