第4章 あなたの世界に
「クソッ!婚約者がいるなんて聞いてないぞ!あの一家め…最初からとは結婚させない気だったんだな…‼」
「父様…落ち着いてください!」
「うるさい!…クソッ‼あいつらめ…ワシの反応見て楽しんでやがったな…?レイス家がだめとなると後は…」ブツブツ…
はぁ…次は誰に媚びを売らなきゃいけないんだろう
疲れちゃった
父様はあんな感じだし…テラスで休もう
カチャン…
やっぱり…いるわけないか
もう…あなたのせいで私はめちゃくちゃよ!
今までうまくやれてきたのに…
あなたと会ってからあなたのことばかりで…
たった一度会っただけなのに…‼
「ばかやろーーーーーー‼‼」
「うるせぇな馬鹿野郎」
……………
……………?
「…ばかやろーーーーーー‼」
「うるせーな‼なんなんだよ‼」
……ふぇぇ⁉⁉⁉
目の前に突然現れたのはあの時のリヴァイという人物だった