第2章 私の好きな人
「…でもね、事実なの
リヴァイ兵長は…諦めた方がいいかもよ」
「違うの…違うのペトラ…」
「え…違うって何が?」
「どうして私は誘われないのー⁉」
私はわぁーーーと泣きじゃくりながら言った
「は?」
「ペトラでさえ誘われてるのに…私は誘われないの⁉」
「私でさえってどういう意味よ!」
ペトラははぁーっと頭を抱え
あんたが悩むとこはそこか…と呟くと
「じゃあ、自分から誘ってみれば?」
「…む、無理無理無理…っ‼」
「ジョーダンよ。とにかく…女たらしを好きになると苦労するよ。ましてやリヴァイ兵長なんて、なんか人気あるらしいし…」
「うん…でも…諦められないよ」
「ま、告白はタダだから!行って玉砕してくるのもいいかもね!」
そう言うと私の背中をパシーンと叩いた
いたいよ…ペトラ…
「てか私は明日朝から会議なのよー!あんたの好きなリヴァイ様と…寝坊したら殺されるかも…
ほら、あんたも早く寝なさいー」
「う、うん。遅くにごめんね!じゃ、また明日ね!」