第10章 続・風邪
黄瀬「ちょっと待ったぁーっス!あんた急になんなんスか!るりっちは俺のものっスよ!」
ゲームをしていた黄瀬くんが凄い勢いでこっちに来た。
緑間「む!黄瀬!今のは聞き捨てならん!神谷はお前のものではないのだよ!」
爪を磨いていた緑間くんが立ち上がった。
黒子「いきなり口説くってのは非常識ですよね。」
高尾「え?何コレ!修羅場ってやつ!超ウケルんだけど!」
火神「おい!黄瀬!ゲーム…って!めっちゃ人増えてる!」
青峰「よう火神、楽しそうだなぁ、それ。」
桃井「あー!笠松さん!こんにちわぁ!」
笠松「おぉ!?きょ…巨乳…!っは!」
今吉「…っぶ。ははは、さすがマドンナや!ちょっとした冗談や!そんな熱くならなさんな。」
今吉さんは満足気に笑っていた。
この人一体。
るり「え!?あ、冗談か…びっくりした…。」
今吉「お嬢ちゃんがいいんなら本気でもいいんやで?」
るり「えぇ!?」
黄瀬「もう!るりっちから離れてくださいっス!」
そういって黄瀬くんは今吉さんを引き剥がし、私をぎゅっと抱きしめた。
るり「ちょ、黄瀬くん!?」
緑間「黄瀬、神谷を離すのだよ…!」
黄瀬「いやだぁっス!俺、るりっちの事好きだもん!」
緑間「…っな!関係ないのだよ!離れるのだよ!」
そうして緑間くんは黄瀬くんを引き剥がした。
今吉さんはその様子を見てニヤニヤと笑っていた。
…謎な人だ。
その頃、火神くんと青峰くんは一緒にゲームをしていた。
さつきちゃんは何故か笠松さんに迫っていた。