第10章 続・風邪
笠松「あ、あのあのあの…ここここれ!おおおおおみまいでごわす」
そう言って笠松さんは手に持っていた紙袋を渡してくれた。
るり「あ。ありがとうございます!」
中を見ると大量のお菓子だった。
笠松「す、すまん。お、女の子にお見舞いとなると…何をやればいいかわからず…。」
笠松先輩はこっちを見ず顔を真っ赤にして
申し訳なさそうに言った。
るり「い、いえ!とんでもないです!凄く嬉しいです!」
黄瀬「いっぱい食べて早く元気になってくださいっス!」
黄瀬くんはゲームしながらヘラっと笑った。
るり「うん。ありがと。あ、笠松さん、どうぞ座ってください!」
笠松「お…おう////」
笠松さんはその場に正座をしてうつむいていた。
黒子くんは相変わらず本を読んでいた。
火神「おい!黄瀬!右だ!右だって!」
黄瀬「えぇ!?そんな急に言われてもわからないっスよぉ!」
二人はゲームに熱中していた。
"ピンポーン"
再びインターホンがなった。
黒子「僕が出ます!」
そういって黒子くんは素早く部屋を出た。
るり「…あ、ありがとぉ。」
次は誰がきたんだろう…。