第8章 恋煩い
るり「ただの幼馴染なのにいつも一緒にいるの?嫌なら離れてもいいんじゃない?もう高校生なんだし。」
私は真っ赤になってる青峰くんが可愛くて、つい意地悪な質問をしてしまった。
青峰「…!!!俺はただ…あいつの事が心配でほっとけねぇから一緒に居てやってんだよ!」
るり「そっか。」
私はなぜだかほんわかした気分になった。
青峰「お前は?何かあったんだろ?」
るり「えぇ!?」
青峰くんはちょっと不機嫌そうな顔で私を覗き込んできた。
青峰「俺も話したんだからお前も話せよ!」
るり「えぇ!?うーん…」
私は悩んだ。
黄瀬くんとの事を青峰くんに話すべきかどうかを。
青峰「早く話せよ。」
なんもないと嘘をついても隠せなさそうだったので
話してみる事にした。
青峰くんはきっと真面目に聞いてくれる…はず。
るり「実は…」
私は先日あった事を青峰くんに話した。
青峰くんは真面目に「うんうん」と聞いてくれた。
一通り話し終わると
青峰くんは「うーん」と考えだした。
そして何か思いついたように
「あ!」という顔をして、こちらを見た。