第8章 恋煩い
私はあの時の事を思い出して
ボケーっとしながらウィンドウショッピングをしていた。
"ドンッ"
「おっと!」
るり「あ、すいません!」
よそ見をして歩いていたため人にぶつかってしまった。
謝って相手を見ると…
青峰「気ぃつけろ!…って、るりじゃねぇか!」
るり「青峰くん!何やってるの?」
青峰くんだった。
青峰「別に…ただぶらぶらしたい気分だったから…。お前は?」
るり「んー…。私もかなぁ。」
"ポツ"
水滴が顔についた。
るり「冷たっ。あれ?雨?」
"ザー"
雨は一気に強くなった。
青峰「おい!とりあえず雨宿りするぞ!」
るり「え?あ、ちょっと!」
そういって青峰くんは私の手を引いて
近くのカフェに入った。
そして窓際のカウンター席に座った。
るり「わぁ。雨ひどくなったねぇ…傘もってこなかったや。」
青峰「通り雨だろ。待ってればいずれ止むんじゃねぇの?」
私は窓の外を見つめながら話はじめた。
今日はなんだか青峰くんは元気がない。
るり「ねぇ、なんか元気ないけど…どうしたの?」
私は思い切って聞いてみた。