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COLORS☆黒子のバスケ

第8章 恋煩い


休日だったのでお昼から、
私は一人でのんびりと買い物に出かけた。

その時もずっとずっと
黄瀬くんのことを考えてしまっていた。

るり(結局あの後は普通の黄瀬くんに戻ったけど…)


~海常VS桐皇終了後~

私は黄瀬くんが泣き止むまで黄瀬くんを抱きしめた。
なんて話しかければいいか分からず、
ただただお互いに無言で居た。

"ドクンドクン"

私よりずっと身長の高い黄瀬くんの心臓が
私の耳元でなっていた。

私の心臓の音も黄瀬くんに分かるのかな?

そう思うとなんだかもっとドキドキしてしまった。

黄瀬「るりっち…ドキドキしてる。」

るり「えぇ!?うーん…こういうの慣れてなくて…。」

黄瀬「本当にそれだけ?」

るり「え?」

黄瀬くんは私を抱きしめていた手をぱっと離した。
私も黄瀬くんを離した。

黄瀬「るりっちももしかして俺のこと好きなんじゃないっスか?」

そう冗談っぽく言って
黄瀬くんはいつものヘラっとした笑顔に戻っていた。

るり「えぇ!?…んー…わかんないよぉ。」

黄瀬「え?」

るり「そ、そういう風に黄瀬くんの事見たことなかったから…。」

私はもじもじしながら言うと
黄瀬くんは笑い出した。

黄瀬「ははは、冗談っスよ。るりっちはまだ"あいつ"の事が好きなんっスよね。」

そういって黄瀬くんは悲しそうに笑った。

るり「ん…。わかんないよ…。」

黄瀬「でも、もう諦めないっス!いつか、るりっちが振り向いてくれるまで頑張るっス!だから…」

るり「?」

黄瀬「こんな事したからって、避けたりしないでくださいっス。もし、嫌だったなら忘れて下さいっス。」

るり「あ、あのね…全然、」

黄瀬「ん?」

るり「嫌じゃなかったよ!」

黄瀬「そっか。ありがとう。じゃぁ、またね。るりっち。」

るり「うん。またね。」

そうして私達は別れたのだった。
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