第7章 十人十色
私は席に戻る事にした。
降旗「あ!神谷…さん!」
降旗くんがこっちに向かって走ってきた。
るり「あ!降旗くん!どうしたの?」
降旗「いや、神谷…さんがあんまりにも遅いから見て来いって先輩が…」
るり「わぁ!ごめん!てか、別に呼び捨てでいいよ。」
降旗「そっか。あ、神谷、さっきの…」
るり「あ!見てたの?中学時代の友達だよ!」
降旗「キセキの世代?」
るり「そうそう。紫原敦くん。」
降旗「うわぁ…。どうりで迫力あったわけだよ…。怖くて近寄れなかった。」
るり「え?そうかなぁ?」
降旗「まぁ、戻ろうぜ!もう試合はじまってるから!」
るり「あ!そうだね。ごめん!」
そうして私と降旗くんは席に戻った。
るり「すいません、ご心配おかけしました。」
日向「まじおせぇよ。何やってた?」
火神「どうせ、大のほうだろ。」
るり「っば!違うもん!昔の知り合いにばったりあって…。」
日向「ん?キセキの世代とかか?」
るり「はい。」
日向「そうか。やっぱりIHにはキセキが絡むんだなぁ…」
るり「…そうですね。あ!試合どうですか?」
私はスコアボードに目をやった。
18-13で海常がリードしていた。