第42章 僕達のバスケです。
再び控え室に戻ると、私は再び作業に戻った。
降旗「そういや、3位決定戦はどっちになるかな?」
河原「うわぁ、わかんねぇなぁ。キセキ同士の戦いだしっ!」
福田「白熱してそぉだよなぁ…あ、るりさんはどっちだと思う?」
私は3人に声をかけられ、足を止めた。
るり「あ…えと…」
私は黄瀬くんが足の怪我のため試合に出ていない事を伝えようとした。
が、それより先に日向先輩が口を開いた。
日向「だぁほ、黄瀬は怪我で出てねぇよ。だから秀徳が3位だろうなぁ…。」
降旗「え!?…あ、そういえばそうでしたね。」
るり「…あ、私様子見てきますよ!」
私はそう言うとバタバタと控え室を飛び出した。
結果はわかりきっている。
でも、黄瀬くんがいないくても海常は強い。
途中経過でも…。
ふと、
廊下のベンチで本を読んでいる男の人と目が合った。
…?
別になんでもない。
ただ本を読んでいるただそれだけなのに
なんだろう?誰かに似てる。
るり(…?洛山のジャージ着てたし洛山の控えとかかな…?)
男は私から目線をはずすと再び本を読み始めた。