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COLORS☆黒子のバスケ

第40章 理不尽な願い。



火神「んじゃ!俺はランニングの続きするから。じゃあな。」

るり「うん。また明日ね。」


私と黒子くんは火神くんを見送った。


黒子「僕達も帰りましょう。送ります。」

るり「うん…。ありがとう。」


ゆっくりと歩き出す。
空はうっすら明るくなり始めていた。


あぁ、もうそんな時間なんだ。
お父さんとお母さんは喧嘩をやめたかな?

帰りたく…ないな。



黒子「僕も一つだけ聞きたいことがあります。」


唐突に黒子くんは歩みを止めた。


るり「ん?」


黒子「神谷さんは今もまだ赤司くんが好きですか?」


るり「…わからない。私の知っている暖かくて優しい赤司くんは好きだった。でも…今の赤司くんは好きじゃない…かな。」


黒子くんは私をじっと見つめた。

黒子「僕は思うんです。神谷さんと赤司くんは良く似ているって。…だから彼を救えるのは神谷さんなのかもしれません。だから神谷さんがもし彼の事をまだ好きなら…彼を救ってあげてください。」



るり「…え?」




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