第39章 変化していく心情。
緑間「…。」
私が振り返ると、
緑間くんが何やら浮かない表情をしながら
青峰くんを見つめて居た。
るり「…?」
紫原「どした?ミドちーん。」
紫原くんも緑間くんの表情が気になったのか、
緑間くんに声を掛けた。
緑間「…いや、今朝のおは朝占いが…」
…?
緑間くんの順位が悪かったのかな?
るり「もしかして悪かったんですか?」
紫原「えー!勘弁してよー。ミドちーん。」
紫原くんが口を尖らせる。
緑間「いや、俺は3位だ。問題ない。…ただ青峰が最下位だったのだよ…。」
るり「青峰くんが…?」
緑間「あぁ。何もなければいいのだが…。」
緑間くんは相変わらず険しい表情で
青峰くんを見つめる。
おは朝の占いはよく当たる。
少しだけ…
嫌な予感がした。
るり(…なんも…ないよね?)
そしてアップの時間が終わり、
試合が開始された。
青峰くんと井上さんの視線が
火花を散らすように
交差する。