第6章 地獄の合宿。
るり(私はあくまでもお手伝い!マネージャーじゃない!気にするなぁー…。)
私はそう言い聞かせて、合宿の『お手伝い』に戻った。
また、昨日と一緒のメニューで砂浜での練習だった。
日向「おい、皆、カントクがスキップしてるぞ!気をつけろ!」
るり「??」
その意味は後々わかる事になるのだった。
リコ「今日からの体育館練習は予定変更で秀徳高校と合同練習よ!」
全員「えぇ!?まじで!?」
木吉「正直賭けだな…。」
るり(誠凛にメリットが…あまりない…。)
そうして、誠凛と秀徳の合同練習がはじまった。
るり(うぅ…。緑間くんも出てる…。なんか怖いなぁ。)
私は、少し緑間くんが苦手だった。
いつも突き放すような態度で、
正直嫌われてるような気さえしていた。
るり(うぅ、また目が合った…。絶対睨まれてる…。うぅ。体育館から出て行きたい…。)
るり(あれ?そういえば、火神くんが居ない?)
るり「あ、リコ先輩!ちょっとトイレ行ってきます!」
リコ「え?あぁ、いってらっしゃい!」
そう言って、私は体育館から出た。