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COLORS☆黒子のバスケ

第6章 地獄の合宿。


次の日の朝。

私はリコ先輩と一緒に朝ご飯を作っていた。

リコ「よし!できたぁ!みんな集まってる?」

るり「リコ先輩、これ作りすぎじゃないんですか?」

リコ「いいのよ!食べるのもトレーニング!」

るり「そ、そうですか。」

とてつもない量の朝食。

みんな食べられるんだろうか…。

リコ「みんな揃ったー?ん?火神くんと黒子くんが居ない?」

リコ「もう!るりちゃん!私呼びに行って来るね!」

そう言って先輩は飛び出していった。

るり「あ、リコ先輩!」

そういえば、リコ先輩は包丁を持ったまま行ってしまったのだった。
私は、リコ先輩を追いかけた。

何やら叫び声のようなものが聞こえた。

るり「リコ先輩!包丁危ないですよ!」

「あ!」

そこには懐かしい緑頭の眼鏡の人が居た。

るり「あ!緑間くんだ!久しぶりぃ!」

緑間「な!なんでお前がここにいるのだよ!?」

「え?何?何?真ちゃん知り合いー?超カワイイんだけどぉー!」

隣の少し釣り目の男の子が緑間くんに話しかけた。

緑間「う、うるさいのだよ!高尾!お前には関係ないのだよ!」

リコ「あ、そうかるりちゃんは帝光中のマネージャーだったんだもんね!」

るり「あ、はい。」

黒子「今、神谷さんに合宿のお手伝いをしてもらってるんです。」

るり「そういう事です!」

緑間「…元気そうだな。」

そういって緑間くんは私の頭の上にポンっと手を置いた。

緑間「しかし、あんまり深入りするなよ。お前はバスケのマネージャーをすべきではないのだよ。」

るり「…わかってるよ。」

緑間「おい、行くぞ!高尾!」

高尾「あれ?いいの?懐かしの旧友なんだろ?」

緑間「ふん!関係ないのだよ!」

そういって緑間くん達は立ち去ってしまった。

火神「ん?どういう意味だよ?」

黒子「??」

るり「あ!なんでもないよ!さ!ご飯食べに行こう!」

少しでも浮かれてた自分が
なんだか、哀れに思えた。


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