第38章 変化していく日常。
その日の部活が終わり、
私は更衣室にて着替える。
桃井「るりちゃん!お疲れ様です!」
るり「あ。お疲れ様です。」
先輩「二人とも!お疲れ!それにしても…最近ハードよねぇ…。」
先輩マネージャーが溜息をついた。
桃井「そうですねぇ…マネージャーが一気に辞めましたもんね…。」
るり「へ?そうなんですか?」
私は着替えながら二人の会話に参加する。
桃井「あ。るりちゃんは知らないっけ?灰崎くんの事…。」
るり「いえ、知ってます。丁度入れ替わりぐらいで…。」
私がそういうと、
先輩が大きく溜息をついた。
先輩「その灰崎がね、辞める前にマネージャーに手ぇ出しまくったのよ…。とっかえひっかえ。」
るり「…へぇ。」
桃井「そう、それで荒れに荒れてみんなやめていっちゃって…。」
先輩「いっそ、部内恋愛禁止にしようかって虹村が言ってたんだけど…」
桃井「結局灰崎くんがやめちゃったんですよね。」
先輩「だから、るりちゃんが来てくれて本当に助かったよぉー」
そう言って先輩は私の頭を撫でた。
るり「あ、ありがとうございます!もっと役に立てるようにがんばります!」
私がそういうと、
先輩は静かに笑った。