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COLORS☆黒子のバスケ

第38章 変化していく日常。


赤司「僕の目の届かないところで他の男と二人っきりになるな。危ないだろ。」
赤司くんはボソっとそう言った。

心配してくれたのだろう。
私はそう思った。

るり「…え?あ…はい。でも、虹村先輩は危ない人じゃ…」
赤司「誰であろうと関係ない。」

赤司くんは私の言葉を遮るように強くそう言った。

るり「…ごめんなさい。」

その強い口調に思わず怯み、
私が謝ると、
赤司くんは少しはっとしたような顔をして、
私の頬に手を触れた。

ひやっと冷たい手だった。

赤司「…すまない。少し…調子が悪いようだ。」

そう言って、
赤司くんは目を伏せた。

るり「え!?風邪…ですか?」

赤司「…もっと別の部分…かな。」

赤司くんは静かに笑った。

るり「…えと…保健室!行きましょう!」

私は頬に触れている赤司くんの手を握ると
すぐに保健室の方へと歩きはじめた。
赤司くんは何も言わずに付いてきてくれた。

赤司くんの手はいつもより冷たかった。

保健室に到着するも
先生はいないようだった。

るり「先生、呼んでくるね!」

赤司くんを椅子に座らせると、
私はそう言ってドアの方へ向かおうとした。

が、腕をつかまれた。

るり「ん?」

赤司「呼ばなくていい。大丈夫だ。」

るり「でも…」

赤司「解決法はわかっている。とりあえずここに座れ。」

赤司くんは自分の座っている椅子の隣を
指差した。

私は困惑しながらも、
その指定された位置に腰掛けた。




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