第5章 始動。
真夏の炎天下。
足場の悪い砂浜。
弾まないボール。
皆の体力と集中力はどんどん蝕まれていた。
るり(…砂浜で練習。きついだけで本当に効果あるのかな…。)
リコ「はい!おつかれ!夕方からは体育館で練習よ!」
全員「おおぅ。」
るり(うわぁ…まだするんだ。結構皆ヘトヘトなのに…。結構ハードなんだなぁ)
そして、体育館での練習ははじまった。
「おぉ!動きやす!」
「いまならいつもの倍速で動ける気がする!」
皆は体育館での動きやすさを実感していた。
同時に、もうトレーニングの効果が出たかのように言っていた。
るり(一日で筋力アップするはずがない…勘違い?)
しかし、見ていると確実に皆、動きがよくなっている感じがした。
るり(普段の練習見てないからわからないけど…以前の試合よりずっと動きがいい…。このトレーニング思った以上に考えられてる…。あの監督一体…。)
そして、夕方の練習が終わり、
私はリコ先輩と夜ご飯を作り、
ご飯を食べた後、お風呂に入り、のんびーりしていた。
皆、それぞれ、ストレッチしたり、自主練習に出かけたりしていた。