• テキストサイズ

COLORS☆黒子のバスケ

第5章 始動。


るり「~♪~♪」

私は暇だったので、鼻歌を歌いながら宿の中を探検していた。

るり(にしても、ボロぃ宿だなぁ。本当にまっくろくろすけとか出そう…。)

そんな事を考えながら私は宿内を探検していた。

るり(まっくろくろすけ出ておいでー、出ないと目玉をほじくるぞぉー♪なんつって。)

『あ。神谷さん…。』

るり(ちょ、目玉ほじくるとか!よく考えたらグロ!)

『神谷さん…。』

るり(まっくろくろすけもとんだとばっちりやな…。)

『神谷さん』

"ポンッ"

ひんやりと冷たい感覚が肩を叩いた。

るり(あれ?あれ?何これ?もしかして…ゆ、幽霊?)

『神谷さん、何やってるんですか?』

え?声がする?

"チャリーン"

何かが落ちた音がした。

私はゆっくりと後ろを振り向いた。


そこには…誰もいなかった…。

るり「ひぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!????」

『…あ。』

私は叫びながら全速力で宿の廊下を走りぬけた。

"ドンッ!"
私は何かにぶつかった。

火神「うぉ!?おい、どぉした!?」

るり「うわぁ!?び、びっくりした!火神くんか!」

火神「んだよ、大きな声だして廊下走って…。」

るり「あ、あのね…」

火神「ん?」

るり「ゆ、幽霊が出た!」

火神「あ?バカかよ!幽霊なんているわけ…。」

『火神くん…。神谷さん…。』

火神「あ?お前なんか言ったか?」

るり「え?何も言ってないよ?」

『あ、僕です。』

火神、るり「!!??」

私と火神くんはゆっくりと振り向いた。

そこには…

黒子くんがいた。

火神、るり「うぁぁぁぁぁぁ!!??」

私達は結局驚いた。

どうやら、さっきのも幽霊ではなく黒子くんだったようだ。

私が振り向く前に小銭を落としてしまい、拾うためにしゃがんだらしい。

そのせいで黒子くんが見えなかったのだ。

私と火神くんは黒子くんに謝った。


/ 516ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp