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COLORS☆黒子のバスケ

第35章 選ばれなかった色。



私が男子バスケ部の1軍マネージャーになって
まだ間もない頃だった。

その頃にはもう、
黄瀬くんが居て…

灰崎くんはほぼ部活には来ていなかった。
来てもすぐに帰るという感じで、

私はあまり好きじゃなかったし、
あまり関わる機会もなかった。

レギュラーの人たちは大体赤司くんに
紹介してもらったけど…

彼だけは紹介してもらえなかった。

赤司くんは、
『いずれ居なくなるから紹介は要らない。』
としか言っていなかった。

しばらくすると本当に彼はバスケ部をやめた。
その時は詳しくは聞かされていなかったけど
赤司くんが強制的に退部させたらしい。

暴力沙汰も多く、試合もさぼったりと
素行はあまりよくなった…。

私もなんだか怖くて苦手だったし、
あまり話したこともなかったので

特に気にしていなかった。

きっと本当は

"関わるはずのなかった人"

だったから。


あの事件までは…。


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